ダイジェスト&ギャラリー
21 SHOTS【作品について】
あの世の前の快楽 禁断の関係 お婆ちゃんと初孫 13 枯れかけた蕾が咲かせる最後の蜜
老いてなお疼く躰。孫の指が、過去の記憶を掘り起こす。
畳の匂いが染みついた部屋。障子の向こうで蝉が鳴いている。彼女の背中は丸く、白い髪が首筋に張り付く。孫の手が肩に触れた瞬間、老いた体が微かに震えた。拒むよりも早く、彼女は彼の掌に身を委ねる。着物の襟が緩み、晒された首筋には深い皺。けれどその皮膚の下で、血は確かに滾っている。彼の指が背骨を辿るたび、彼女の口から漏れる声は、若い頃の艶を取り戻す。襖の向こうでは、仏壇の線香が立ち上る。あの世がすぐそこまで来ているのに、今だけは現世の快楽に溺れたい。彼女の涙が畳に落ちる。それは悔恨か、悦楽か。孫は問わない。ただ、その枯れた花びらをそっと開き続ける。
- ▸皺の隙間から溢れる吐息
- ▸朽ちかけた箱に眠る写真
- ▸最後の嘘と真実の抱擁




















