異常性交・五十路母と子 母の下半身介護をする息子 宇野未知子

マム··2026/07/04

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異常性交・五十路母と子 母の下半身介護をする息子 宇野未知子

病床の母の世話に没頭する息子。触れる指先がやがて別の熱を帯びる。

布団に横たわる母の小さな背中。息子の手が、痩せた足をそっと持ち上げる。湯で湿らせたタオルが、皺の目立つ肌をなぞるたび、母の呼吸がわずかに乱れる。認知症ではない。ただ、身体が動かないだけ。だからこそ、息子の指が太腿の内側に触れた瞬間、母の目が開かれた。拒絶ではなく、諦めでもなく、その奥に潜むかすかな期待。窓の外では雨が降り始めていた。介護用のベッドは軋み、夜の闇が二人を包む。息子の手は、母の下腹部に触れ、ゆっくりと動き始める。五十路の体は、驚くほど素直に反応する。息子の掌に汗が滲む。母の唇から、押し殺した吐息が漏れる。それは、介護の名を借りた、もう一つの儀式。母と子の境界線が、雨音に溶けて消えた。

  • 母の弱った肢体を拭く指の震え
  • 介護の合間に交錯する視線の意味
  • 五十路の肌に刻まれた歳月の感触

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