後
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1 SHOTS【作品について】
熱き夜のカンタータ 後藤えり子 – 肌に張り付く汗、耳元の吐息、五感を焦がす密室の狂詩曲
肌の表面から蒸発する熱、絡み合う指、かすれる声。すべてが混ざり合う夜の調べ。
エアコンの効いた部屋なのに、窓には結露が垂れている。彼女の肌から立ち上る湯気のような熱気が、レンズ越しに伝わってくる。カーテンの隙間から差し込む街灯のオレンジが、うっすらと汗に濡れた鎖骨を浮かび上がらせる。後藤えり子が枕に顔をうずめ、息を吸い込むたびに背骨が浮き出る。彼女の髪の毛がシーツに張り付き、はがすときに微かな音を立てる。カメラがパンするたびに、彼女の吐息がマイクを揺らす。近づくほどに、石鹸と汗の混ざった匂いが立ち込めるようだ。彼女の指がベッドのシーツを握りしめ、関節が白く浮く。俯いた表情の中に、苦しさと快楽が綯い交ぜになる。肌と肌が触れ合う湿った音が、部屋の静寂を引き裂く。彼女の喉が上下に動き、抑えきれない声があふれ出す。終盤、彼女の瞳が潤み、焦点が合わなくなる。その瞬間、すべての熱が一点に集まる。部屋中に充満した生温かい空気が、見る者の鼻先まで運んでくる。まさに、忘れられない夜の記録。
- ▸逆光に浮かぶうなじの曲線
- ▸湿った音が響く密室
- ▸指先でなぞる背中の軌跡

