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媚蝕獣 失われた王冠 西麻布麗

TOKYOパリス··2026/07/04

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【作品について】

媚蝕獣 失われた王冠 西麻布麗 ― 夜の蝶が喰い破られる、甘美な転落劇

西麻布の高級クラブで女王として君臨した女の、誇りが砕け散る夜。

西麻布の高級クラブ。照明が落ちたVIPルームに、女のヒールの音が響く。彼女は知っている。今夜、自分が獲物ではなく狩る側だと。スーツの男たちを前に、彼女はグラスを傾け、笑みを浮かべた。口紅の跡がついたグラスの縁を、指でそっとなぞる。 男の一人が彼女の手首を掴んだ。抵抗する間もなく、バッグの中の白い粉がテーブルに散った。暗闇の中で、男たちの嗤う声が反響する。彼女は首筋に冷たい指先を感じた。ネックレスが外される音が、やけに鮮明に耳に残る。 「お前の王冠はここだ」と、男が彼女の太腿の内側を撫でた。彼女は唇を噛みしめた。鏡に映る自分が、見たこともない表情をしている。涙が一筋、頬を伝う。が、それを拭う暇もなく、彼女はカーペットの上に押し倒された。スカートが捲れ上がり、生脚が露わになる。男の指が、彼女の奥を探る。彼女の呼吸が、かすかに震えた。 やがて全てが終わり、彼女は一人、崩れた化粧を直す。指先に残るのは、男の匂いと、屈辱だけ。窓の外、西麻布のネオンが滲んで見えた。

  • ヒールの先で踏みにじる
  • 水槽に閉じ込める視線
  • 涙で滲む最後の化粧

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