ク
ダイジェスト&ギャラリー
41 SHOTS【作品について】
英会話教室の裏で交わされる生々しい声。汗と吐息が混ざる密室、彼女の唇が紡ぐ本当の言葉とは
マンツーマンレッスンの裏側。汗の匂い、指先の震え、そして囁かれる秘密の言葉。
エアコンの効いた教室なのに、彼女の首筋に汗の粒が浮かんでいる。アルファベットのカードを指すたび、シャツの下からほのかにせっけんの香りが漂う。「発音が少し硬いですね」――そう言って彼女が近づく。距離は30センチ。耳元に届く息遣いが、教科書のフレーズよりずっと生々しい。 指でテキストの行をなぞる。その指先が、無意識に自分の胸元に触れた。赤くなった耳たぶ。レッスンは続くのに、単語の意味が頭に入ってこない。窓の外の夕日が部屋を橙色に染め、彼女の汗が一層輝く。 「もう一度、最初から」――彼女の声が少し掠れている。喉を潤すために飲んだ水の滴が、唇から顎へ伝う。それを拭う仕草すら、教え方の一部のように滑らかだ。机の下で、彼女のパンプスが脱がれ、素足が私のスニーカーに軽く触れた。その温度が伝わるまで、ほんの一瞬。 気づけば、アルファベットの形だけが頭の中で回っている。I、T、S…。彼女の汗の味まで想像してしまう自分がいた。
- ▸肌に残る熱と震えの記憶
- ▸唾液が光る唇の動き
- ▸汗ばむ指先の触れ合い








































