村
ダイジェスト&ギャラリー
1 SHOTS【作品について】
放射能に侵食された女の絶望と快楽。村上麗奈、廃墟で狂う
放射能の雨が降る街で、彼女は最後の絶頂を迎える。
防護服も意味をなさない。γ線が体内を貫き、細胞が一つずつ死んでいく。彼女の肌からは脂汗が滲み、銀色の埃が纏わりつく。もはや汚染は確定事項だ。廃ビルの影で、彼女は自らの身体を慰める。指先が太腿を這うたび、放射能に感度の上がった神経が火花を散らす。口内に広がる金属の味。鼻の奥に刺さる排ガスと腐臭。視界は滲み、蛍光灯の残光がちらつく。彼女の吐息は熱を帯び、コンクリートの冷たささえも麻痺させる。すべてが終わりに向かって加速する中、彼女は最後の快楽を貪る。自分を掻き抱く腕の震え、下腹部の熱の塊。絶頂の瞬間、背筋を走る電流が意識を焼き切る。その後、彼女は動かなくなる。放射能が彼女を死に至らしめたのか、それとも快楽が昇華させたのか。廃墟にただ一つのぬくもりが消えた後、沈黙だけが広がる。
- ▸放射能に灼かれた肌の痛み
- ▸廃墟の埃と汗の匂い
- ▸崩壊する意識の中で叫ぶ

