青
ダイジェスト&ギャラリー
21 SHOTS【作品について】
青木由利亜 映画のワンシーンのような濃密な情景描写が織りなす、官能の極み。絡み合う視線と指先、熱を帯びた吐息が空間を満たす
薄暗がりの中で、彼女の瞳がわずかに光る。その瞬間、全てが始まった。
部屋の明かりは落とされ、カーテンの隙間から差し込む月明かりだけが、二人を照らし出す。彼女はゆっくりと腕を伸ばし、その指先があなたの頬をなぞる。ひんやりとした感触に、肌が総毛立つ。目を閉じると、耳元に彼女の吐息がかかる。甘い香りが鼻腔をくすぐり、首筋に彼女の唇が触れる。それは同時に、あなたの指が彼女の腰に回される。彼女の体温が服越しに伝わり、息が詰まる。窓の外からは遠くを走る車の音が聞こえるが、この空間だけは時間が止まったかのようだ。彼女の手があなたの胸のボタンを一つずつ外していく。その動作の一つ一つが、まるで映画のスローモーションのように美しい。彼女の肌は月明かりに照らされて青白く輝き、その曲線は影と光を織り成す。あなたが彼女の名を呼ぶと、彼女は微かに微笑み、その瞳に一層の熱が宿る。二人の唇が重なる。最初は優しく、やがて貪欲に。彼女の指があなたの背中を這い、爪が皮膚をかすめる。痛みと快感が交錯する。ベッドの軋む音が、室内の旋律となる。
- ▸澄んだ瞳に宿る熱
- ▸指先が描く軌跡
- ▸吐息が重なる刹那




















