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21 SHOTS【作品について】
悦楽残業 中原絵美 終電逃した女の熱帯夜、汗と官能のナイトワーク
終電を逃した夜、オフィスに残されたのは二人だけ。
オフィスの空気が変わった。エアコンが止まった深夜、湿度を帯びた室内で彼女の纏うスーツが重くなる。シャツの第二ボタンが外れる音がやけに大きく響く。中原絵美の首筋から滴る汗が、デスクの書類を濡らす。彼女を見つめる男の息遣いが荒くなる。キーボードを打つ指の動きが止まり、代わりに彼の手が彼女の腰に這う。彼女は一瞬戸惑うが、拒む代わりに目を閉じた。蛍光灯の蛍光が二人の影を壁に映す。衣擦れの音、絡み合う舌の水音が薄暗い空間に満ちる。彼女の太腿が冷たいデスクに触れると、思わず背筋が伸びる。男の指が彼女のストッキングを伝い、その感触に彼女は切なく声を漏らす。窓の外は雨が降り始め、ガラスを伝う水滴が街灯の光を屈折させる。二人の体温が上昇し、部屋中に麝香のような匂いが充満する。彼の腕に抱かれ、彼女は快楽の波に身を任せる。オフィスという日常の空間が、非日常の舞台へと変わっていく。全ての感覚が研ぎ澄まされ、汗と唾液の匂いが混じり合う。終電が過ぎた後のオフィスで、二人だけの秘密の時間が始まった。
- ▸汗ばむ肌が触れる距離
- ▸コピー機の明かりが照らす
- ▸窓に映る震える背中




















