北
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11 SHOTS【作品について】
あなた、許して…。心まで盗まれて 北野未奈 アタッカーズ
許しを請う唇が、夜に堕ちる。
夫の帰りを待つリビング。時計の針だけが虚しく進む。そんな女の隙間に、ぬるりと滑り込む男の影。初めはただの退屈しのぎ。軽い気持ちで開けたドアの向こうに、思わぬ深淵が口を開けていた。彼の指が背中を這うたび、理性の鎧が一枚ずつ剥がれ落ちる。許しを請う言葉は、もう喉の奥で詰まるだけ。この部屋は、夫の匂いが染みついているのに、今は別の男の吐息で満たされている。窓の外の雨音が、心臓の鼓動を隠してくれる。彼の腕の中、自分が誰かもわからなくなる瞬間がある。鏡に映る自分は、見知らぬ女。そして、もう戻れないと知る。最後の一滴まで搾り取られる感覚。それでも、止められない。禁断の果実ではなく、ただの毒林檎。それを噛みしめるたび、夫への罪悪感が快楽に変わっていく。
- ▸指先でなぞる背徳の境界線
- ▸涙に濡れたうなじの熱
- ▸彼の痕跡を消す接吻











